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打吹天女の里から  ~打吹おやじの戯言~

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打吹天女はス・テ・キ!

あっと言う間にGWも終わってしまいました。
次の盆休みが待ち遠しいな

さて、前回、琴欧州の股間にさん然と輝く?化粧回しについて紹介しましたが、
↓今回は、そのデザインとなっている打吹天女について、紹介します。
打吹天女はス・テ・キ!_f0011412_20331721.jpg

↓これが、打吹天女を拡大したものです。
打吹天女はス・テ・キ!_f0011412_2033498.jpg

鳥取県中部には天女伝説があります。
このブログのタイトルも、実は、この天女伝説より頂いたものです。

「打吹天女」伝説を簡単に要約すると、
・昔、池(東郷湖)のほとりに若者が住んでいた。→ 朴訥で力持ち、んで独身
・ある日、美しい天女が水浴びをしている場面に遭遇した。 → 若者、一目ぼれ。
・若者は、近くに脱いであった天女の羽衣を隠した。→ 天女は返してと頼んだ
・若者は、おらと結婚してくれとプロポーズ → 天女、仕方なしに嫁になる。
・二人の女の子(「お倉」と「お吉」)を授かる → うたかたの幸せな日々
・天女は音楽が好きで、姉妹に笛や太鼓を教えた。→ 「打吹天女」伝説の伏線?
・天女はある日、子供たちに父が何か隠してないかと尋ねた。→ 何だろうな?
・子どもたちは、近くの山(羽衣石山)の石の下に父が羽衣を隠しているのを教える。
 → 悲劇の幕開け
・天女は羽衣をまとい天に帰る。→ あっけに取られる子供達

と、ここまでは、全国の天女伝説と似たり寄ったりです。
しかし、「打吹天女」伝説は、この後があります。

・娘達は、天に向かう母に、笛を吹き太鼓を叩いて引き止めた。→ 母、振り向かず
・娘達は、毎日、近くの山に登って笛と太鼓で呼びかけた。→ 結局、母は帰って来ず
・いつしか、その山は、打吹山(ウツブキヤマ)と呼ばれるようになりました。

文中の太字下線部は、実際に鳥取県中部にある湖や山の名前です。
打吹山は倉吉市の中心地にあり、桜やツツジの名所として、
また、原生林の森を残す市民の憩いの山となっております。

実は、「打吹天女」伝説には、更に、後日談があります。
(というか、勝手に付け足したようです。)
羽衣をまとった瞬間に下界の事を全て忘れた天女ですが、
実は、下界に忘れ物をしました。

それは・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・?

↓これは、倉吉の銘菓で、「天女の忘れもの」というものです。
打吹天女はス・テ・キ!_f0011412_2039014.jpg

ネーミングが美しいですよね、何かメルヘンを感じさせるパッケージです。
一体、何を忘れたのかな? 子供を思う親心?・・・・・・・・
↓・・・・・・・・・・中身はこれです。
打吹天女はス・テ・キ!_f0011412_20393192.jpg

見てのとおり、「ウ〇チ」です。 
色といい、形といい、サイズといい、リアルにできております。
ご丁寧に、金粉まで付いております。

そう、天女は下界に「ウ〇チ」を忘れて帰ったんです。

でも、見てくれは下品ですが、食べてみると、シナモンロールの上品な味です。

よくぞ、やってくれました倉吉市よ
美しい「天女伝説」を銘菓に利用したい気持ちは分かりますが、
「ウ〇チ」にしてしまうところは、脱帽です。

また、それを許容してしまう市民の大らかさよ
奥が深いぞ、倉吉市!

ほんじゃ!
by 790516 | 2006-05-12 20:55 | 地域

鳥取県中部からの情報発信 (極個人的な趣味から地域、観光名所の紹介など)


by 790516